開催主旨

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島県庁で動物管理・愛護を担当する「食品衛生課」は大混乱に陥りました。放射能による食品汚染への対応に追われる中、福島県獣医師会などと一緒に立ち上げた「福島県動物救護本部」の事務局として、警戒区域に取り残された動物たちの救護要請などにも応えなければなりませんでした。

一方で、近いうちにM7クラスの首都直下型地震の発生が予想される東京都では、ペット防災について既にさまざまな取り組みがなされています。中でも新宿区は、2003年9月に東京都獣医師会新宿支部と「災害時における動物救護活動に関する協定を」結び、いち早く「学校避難所 動物救護マニュアル」を作成しました。そして今年度は「ペット防災リーダー」養成講座という形で、新たな市民協働が始まります。

 

前例のない大災害に直面し、今も「起こり続けている」被災動物問題に苦悩する福島。そして、これから起こるであろう大災害に向けて備えを進める東京。双方の経験と知恵を出合わせ、化学反応を起こさせることにより、新しい「ペット防災のあり方」を生み出したいと考えています。